
メニュー紹介8。カレー。これかな?創作意欲芽生えたわけ。
たかがカレー。されどカレー。嗚呼カレー。
OPEN時は、ホントは女性の料理長がいて、まあ好きにしたらいいやん。お店もスタッフがいて、まあ好きにしたらいいやん。っていう姿勢だったんですが、まあ早々にOPENING STAFFたちは、いなくなっちゃったんで、メニュー考えないとなっていうところが振ってきました。そしてなんとも運命的なペナルティがあったんで、意外とあたしは、出水にいれるじゃん。っていうこともあり。メニュー開発を考えまして。
弁当と店内飲食。今風ならテイクアウトとイートイン。この弁当で食べて美味しいものっていうのが、なんとも頭を悩ませることにもなり、かつひばりとあきらっぽさにもなったのかなと思っております。
そのまあ一番最初に考えて考えてがカレーでした。

ひばりとあきらのカレーの9割は天文館おんによるもの。
Born in On Made in Izumi みたいな感じですね。まずは天文館の名店おんを説明しないといけないと思いますが、いけば分かると思いますんで、ぜひ行ってくださいませ。おんの大将と奥さんと2人で切り盛りされているお店ですが、海鮮も肉も野菜もお米も何食べても美味しいお店で。もう何年なんだろう。10年以上は通わせていただいておりまして。このひばりとあきらを開けるときも概ね相談に乗ってもらっておりました。その中でのカレー。
最近はレギュラー化されていることも多いですが、昔はたまに食べるカレーがこれまた美味しくて。無水カレーで作っている感じで。それで結構な粒度があるんで、ひばりとあきらとしては、弁当屋としてのカレーを兼ねるものにしないといけなかったので、流れ出ないカレーというものかなあと。うすらぼんやり思っておりました。

汎用性あるカレー。
あたしは料理人ではない。胸を張って言えてしまいます。言ったらいけないんだろうけど、料理人ですというと、料理人に失礼かなあと。その昔ロイヤルホストで働いているときも料理人というか調理人かなあと。思っていたので、調理人ではあるかなあ。
調理師免許があるから、ややこしいけど。調理はあくまでも工程で作業できる人で、料理は、仕入れからもしかしたら育てるところから、口に入れて、次の料理、その日の料理を考える人かなあと思っておりますんで、料理人の方が圧倒的に調理人よりすごいのです。あくまでも個人的意見ですけど。
だから私は料理人ではなく調理人です。この工程に集中しておりますんで。
そしてその調理人が手がけるメニューは、そのもとで働く主婦の方、高校生の方にも汎用性持たしてつくることができるものじゃないとならないと考えておりまして。だからカレーはスパイスじゃなくて、業務用のルーでつくることができるものと決めておりました。

熾烈を極める調理工程
ですが、なんつったって、熱い・重い・キツイ。のAOKです。だいたい15〜20人前つくる工程は、玉ねぎをひたすらフライパンで煽ります。10個分くらい。そして飴色にして酒を入れて、トマト缶入れて。
で、業務用カレーを投入。みたいな感じなんですけど、その過程は過酷で熾烈な内容で。結果今のところ、誰にもふれないという。結果カレーをこんだけつくることによって、あたしの調理人本能が甦りまして。多くのメニューをつくることとなっていったのは、そのときは思ってなかったけどな。
でも「大衆食堂のオヤジ」みたいな姿は、最近いいなあと思っているんで、それもまたよしかな。

出水のランチタイムでも人気出てきたカレー
おんで生まれたカレー。当然人気は出てきておりまして。店内飲食でも弁当でも結構出ております。まあカツカレーとか、見た目もインパクトありますもんね。ということで仕込みの頻度が上がっております。ありがとうございます。ありがとうございます。ここで気づいちゃいました。業務用のカレーを使う必要があるのか?

カレーの粒度を保つために
まあしばらくは継続ですね。あと当初から色が赤みがかっているので、トマトピューレの影響でしょうけど。そして玉ねぎも結構溶かしてますんで、そうなるのは必然なんですが、甘口ですねって言われて。なんかそれが嫌で、スパイスは結構利かせております。一口目は甘いかな?って思うかもしれないけど、そっから先は結構辛めにしてるんで。辛いのが好きな人も満足していただけるかと思います。

Born in On Made in Izumi
おんの大将にはホントいつもお世話になっております。奥さんにも。これからも末永くおつきあいさせていただければと思います。ぜひ天文館お越しの際は、天文館味こよみ おんへ。あ、なぜカウンターにしたのか?それもまた、おんの影響ですね。飲んで食べて話して。よき宴を。