
メニュー紹介4。ハムエッグ定食物語。
特別な思い入れがある料理。それはハムエッグ。目玉焼きとハム焼くやつ。あれです。あれ。
歴史を紐解くと、橋口家というか西川家というか、うちらの家族が育った環境で、鹿児島県鹿屋市がありまして。その当時鹿屋体育大学が出来たてホヤホヤで。その近くにおそらく大学生向けであろう食堂がありまして。レストランかな。まあどっちでもいいか。そこに朝丼っていうメニューがありました。
大盛りのどんぶり飯の上に目玉焼きがあって周りに、昆布の佃煮とかたくわんとか漬物的なのがあって、味噌汁ついて。おそらくワンコイン。みたいな。
そのインパクトがすごくて、橋口家というか西川家というかの家庭では、朝丼が朝ごはんの定番メニューとして長きに渡り君臨しておりました。なぜかマヨネーズをぐるっと回してかけて食べるという不思議な慣習もあり、私は今でも、目玉焼きには醤油とマヨネーズです。
それから私が、佐賀市でナイトバーで働いているとき、朝5時とかにカラオケ兼レストランで晩ごはんか朝ごはんかわからない時間帯によく食べていたのが、ハムエッグ。なんとも言えない手作り感が良かったのです。
そして最近では、吉野家のハムエッグ定食を、徹夜明けとかで食べています。まだ徹夜で働いてるんかいって感じですけど。
ということで、ハムエッグには思い入れが強いのです。
ハムエッグの正解ってなんだろう?
卵はどれくらい焼くのか?それをお客さんに聞くのか?ハムの最適解はどんなのなんだろう?正解は、つくり手に任すでいいのかな?今のところそう思っています。ハンバーグにトッピングする目玉焼きの焼き加減聞かれないですよね?ハムの商品名そんなわからないですよね?というところで。
醤油かソースか塩か、はたまたマヨネーズか?は、期待に応えようと思っていますが。
ハムエッグ定食があるお店がやっぱり大衆食堂であり、私が好きな店。
なんだと思うんで。潰れるまで消えることのないメニューなんじゃないかな。VIVANTみたいに白身をこしたりはしないですが。それなりにこだわり、それなりのこだわりが微かにでも伝わればいいかなって思います。
ハムはナンチクのサラダハム。卵は泉のマルイさん。
地産地消。鹿児島の巨大パートナーによって完成する一品です。たまにはご試食ください。